電子ピアノがカタカタうるさい原因
電子ピアノのカタカタ音がうるさい原因は、鍵盤を押したときにハンマー部分を受け止めるはずのフェルトが経年劣化していることです。
お使いの電子ピアノ、長年使っていませんか?
我が家の電子ピアノは10年選手で、カタカタ音が出始めました。
通常、鍵盤を押すと下の画像のように、ハンマー部分が上がり、鍵盤を離すと下に戻る仕組みになっています。
この時、『カタカタ』『カチカチ』という音がしないよう、ハンマーの上下にはストッパーフェルトが付けられているんですね。(画像の場合、ハンマー下の黄色いフェルト、ハンマー上の赤・緑・白のフェルトです)
このストッパーフェルトが経年劣化することで、ハンマーを受け止める力が弱くなり、カタカタ音が出るようになるんです。
鍵盤のカタカタ音をなくすために準備する道具
このカタカタ音をなくす為には、経年劣化したフェルトを交換・または補強すれば治ります。
必要な道具は
・ドライバー
・シールフェルト
・ハサミ
の3つです。
我が家が準備した(というか家にあった)のは、100均で販売されているシールフェルトです。
シールついているタイプだったらOKなので、椅子の脚裏に受けるフローリング傷対策のものでも大丈夫です。
修理した方法
1.電子ピアノの上部のカバーを取り外す
まず、電子ピアノの上部を取り外します。(下の白い丸で囲まれた部分です)
電子ピアノの裏側の3カ所をねじ止めしているので、ドライバーでネジをはずします。
あとは、両脇を持ち上げれば外すことができます。
カタカタしている鍵盤のハンマーにフェルトシールを貼る
今回、私が行った方法は、カタカタいう鍵盤のハンマーに直接、フェルトシールを貼るという方法です。
ハンマーの幅・長さに合わせて、シールフェルトを切って貼るだけです。
ただ、この方法はハンマーにフェルトシールの重さが加わるため、鍵盤を押したときに重さを感じる場合もあります。
修理するときに気を付けたいこと
電子ピアノの上蓋を外してもらうと分かりますが、機械部分もここに収納されています。
万が一、水分やモノを落としたりすると、機械自体に影響がでる恐れがあります。
修理する際には、機械部分には触れない、水分や硬いものを落とさない等の注意が必要です。
我が家は猫が興味津々で寄ってきてしまい、どかすのに一苦労でした(猫の毛が結構舞うので)
他の修理方法
電子ピアノの機種によって内部の構造は違います。
またフェルトの劣化具合もそれぞれ違うと思います。
スロッパーフェルトの一部が剥がれている場合
我が家の場合、一番の原因は、上のストッパーフェルト(赤・緑・白)の一部が電子ピアノから剥がれて、たゆんでしまったことが原因なんですね。
画像でみると、赤の上の黒い部分は、接着面が剥がれた後なんですね。
なので、両面テープなどで接着すれば、解決します。
ストッパーフェルトの強度が落ちてしまった場合
経年劣化したストッパーフェルトが、ハンマーを受け止める力が減っていることもあります。
その場合、強度が落ちている部分にフェルトを足すなど補強することで、解決する場合もあります。
業者に修理を依頼する
自分で治すのが難しい場合は、業者さんに依頼して直すという方法もありますよ。
メーカーさんに問い合わせてみるといいです。
修理金額は、メーカーや業者によって様々です。
我が家の電子ピアノはYAMAHAで、調べたところ、ピアノのカタカタ音は15,000~25,000円かかるとのことでした(^-^;
まとめ
修理してからカタカタ音が聞こえることはなくなりました。
また、鍵盤が押しづらい、弾きづらい、ということもなくなり、娘は快適にピアノを弾いています。
ご自身で修理する場合には、機械部分に気を付けて作業してくださいね。
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